立てば食欲座ればご飯

歩く姿は貴乃花

感想:ゆるキャン△

 

今期のきらら枠であり、文字通り難民キャンプとなったであろう作品。
女子高生×○○ものはいままでにもたくさん放送されてきましたが、今作は女子高生×キャンプです。原作は未読です。

 

僕がこの作品で最も評価したい点は、12話という限られた時間の中で物語がしっかりと完成していた部分です。大きな伏線を残したり、話をぶった切ったまま最終話を迎えるのも商業的にはアリなのかも知れませんが、視聴者としては今作のように綺麗に終わってほしいものです。

 

この作品の魅力は沢山ありますが、一言でいうならやはり雰囲気のゆるさでしょう。基本的には会話とキャンプをするだけの話です。そのため大きなストーリーの山場こそありませんが、その風景と会話の描写に裏付けされたリアルな日常に惹かれる視聴者は多いはずです。

 

また、たくさんの同性が出てくる作品にありがちなこととして、キャラクター間の物理的な距離や心理的な距離が不自然なほど近すぎるというものがあります。
そういう不安もあって、放送前はあまり期待していなかったのですが、結果から言うと良い意味で裏切られました。

 

良いことばかり書いてきたので、敢えて気になった点をあげるとすれば、冒頭で全員集合のキャンプ風景をチラ見せしてしまったことでしょうか。2話以降のキャラクターのやり取りが、全員で仲良くキャンプをするための出来レースであるように思えてしまいました。

視聴者それぞれがラストの展開を色々と妄想するのも、また一つの楽しみ方だと思います。

 

以上個人の感想でした。総合的に見れば、最近の日常系アニメ(僕が観たもの)の中では群を抜いて面白かったです。
僕もキャンプをして女子高生とカレーメンたべたいなあ。 それではここらへんで。