立てば食欲座ればご飯

歩く姿は貴乃花

日本対ベルギーの歩き方


2018年ロシアW杯もグループステージを終え、いよいよ決勝トーナメントが始まりました。

普段からサッカーが好きな人はそれぞれの楽しみ方があると思いますが、そうでない人たちの中には

「4年に一度のお祭りと言われても、どう楽しめばいいのかわからない。」

という人も少なくないでしょう。そんな人はこの記事を読めば少しだけ楽しさ、楽しみ方がわかるかも知れません。

まず、我らが日本代表

開幕直前の監督交代という不安を吹き飛ばす見事なベスト16進出を決めてくれました。

8つある予選グループの中では最もフラットな実力の4カ国が並んだとはいえ、その中で最弱と見られていた日本が結果を出しました。

ポーランド戦の試合内容に対して感じる事は人それぞれでしょうが、予選を戦い抜いて決勝トーナメントに進んだことにはまず拍手を送りたいです。

まずは僕目線で選手それぞれに対する意見を書いていきます。そもそも選手をほとんど知らない、という人は、目を通しておくと試合がより楽しめると思います。


GK
1 川島
一戦目はともかく二戦目のプレーは擁護できない。しかし三戦目でチームを救うセーブを連発。決勝トーナメントは一発勝負で、PK戦の可能性も考慮すると正GKの復調は大きい。

12 東口
サブGK、川島にアクシデントがない限り出番はないでしょう。

23 中村
同上。日本の将来を担うGKだと思うので、大会後は国際大会での経験を積んでほしい。


DF
2 植田
サブのCB。出番が回ってくる可能性は低いが、吉田になにかあった時は昌子との鹿島ラインもありえる。

3 昌子
初戦、二戦目と無難な出来。吉田との相性は悪くないが、対人戦の不安をベルギー戦で露呈しないかは懸念材料。セットプレーからの得点に期待。

5 長友
不動の左SB。彼に関してはあまりコンディションの不安はない。ベルギー戦ではリスクをどれだけ負わずに
サイドからの攻撃に貢献できるか。

6 遠藤
控えで、優先順位的にも出番が回ってくることはないでしょう。

19 酒井(宏)
右SBのファーストチョイス。攻守の安定感が抜群で、彼の代わりになる人間は現状いない。怪我明けだがグループステージの戦い方を見るにベルギー戦もスタメンだと思う。

20 槙野
最終予選では活躍したが、ポーランド戦では満足したプレーを見せられず。昌子負傷の際は出場の可能性がある。

21酒井(高)
控えSB。左右どちらもプレーはできるものの、長友、宏樹の二人より優先して起用されることは考えにくい。ポーランド戦のようにサイドハーフで起用されることもおそらく無いでしょう。

22 吉田
最も替えの効かない選手のひとりで、彼の出来がそのまま代表のディフェンスの出来に繋がる。今大会はいままで致命的なミスはなく安定している。セットプレーからの得点でヒーローになれるか。


MF
4 本田
今まで通りならベルギー戦も後半途中投入が濃厚。彼を警戒して相手の守備のバランスが崩れれば、ワンチャンスをものにする力があるはず。

7 柴崎
今大会の日本代表のキーマン。初戦、二戦目と中盤を完全に支配した。ポーランド戦で若干コンディションの不安が見られたので、ベルギー戦に向けてどれだけ調整が進んでいるのかが気がかり。

8 原口
とにかく走り続けてどこにでも顔を出す。そのスタイルを考えると、ポーランド戦で出場せずに済んだのは彼にとっても日本代表にとっても大きなメリットとなる。

10 香川
実績は日本代表随一。パスの出し手、受け手が揃っていた時に最も輝く。柴崎-香川-大迫の縦のラインを軸に、どれだけ彼が前を向いてプレーできるかが日本代表の攻撃のテーマ。

11 宇佐美
神童と呼ばれた選手だが、代表ではぱっとせず。守備の意識が低く、ポーランド戦の動きを見るに乾より優先して出場する機会は今大会は無さそう。

14 乾
日本を代表するドリブラーで、相手DFからすれば非常にやりずらい選手。シュートが苦手だと言われ続けてきたが、セネガル戦での1G1Aの勢いそのままにベルギー戦でも結果を出すか。

16 山口
チェイスインターセプトからのボール奪取能力は素晴らしい。しかしパスの判断や精度、ポジショニングに難ありで、負ければ終わりの一発勝負で使うにはリスキーな選手。

17 長谷部
おそらくベルギー戦では先発するはず。追いかける展開になることも大いにありえるので、そこでどれだけチームをまとめられるかは彼次第。今大会で一度見せた低い弾道のミドルシュートも積極的にうってほしい。

18 大島
サッカーセンスは抜群だが、今大会で彼に出番が回ってくる可能性は低い。


FW
9 岡崎
負傷がどの程度のものか分からないが、大迫とは別のスタイルのFWとして欲しいパーツ。状態がよければベルギー戦の途中出場もあるかも。

13 武藤
ポーランド戦では決定機を作るキーパスを出せず。インタビューを見たが、自分の得点よりチームの勝利を目指してほしい。

15 大迫
日本の攻撃に必要不可欠な選手。相手を背負ってのポストプレーで日本の攻撃チャンスをどれだけ作れるか。ワントップとして、状況を打開してのゴールも求められる。



さて注目のベルギー戦に関してですが、日本のスタメンはおそらくコロンビア戦、セネガル戦とほぼ同じでしょう。

全体のテーマとしては、まず失点しないことです。耐えて耐えて、相手の足が止まってきたところで攻勢をかけましょう。実力差の出にくいPKまでもつれこめば、ロシア対スペインのような番狂わせも有り得ます。日本が攻め込まれる展開が続く可能性は高いですが応援頑張りましょう!




さて、普段はサッカーを見ないが日本代表戦は見るという人も多いと思います。そういう人は実況や解説を聞いて「これどういう意味なの?」と思う表現が時々あると思います。

という訳で、よく聞くけど実は意味がわからないような言葉をざっくりと簡単に紹介したいと思います。


アディショナルタイム(ロスタイム)
前半と後半のそれぞれ最後に、けが人の治療などでプレーが止まっていた時間の合計を追加することで出来た、プラスアルファのプレー時間

オフサイド
要は待ち伏せ禁止のルール。細かい成立の条件はあるけど、相手の一番後ろの選手(キーパーは除く)より相手のゴール側でパスをもらったらダメという認識で基本大丈夫。

・オーバーラップ
主にサイドバック(日本なら長友と酒井宏)が、フィールドのサイドを駆け上がって攻撃に参加すること。

・セットプレー
基本的にはコーナーキックフリーキックのこと。味方の選手をゴール前に集め、そこにボールを確実に蹴り入れられるので得点に直結しやすい。しかしそこに味方の選手が固まっているの、でボールを奪われるとカウンターに遭うことも。

・VAR(ビデオアシスタントレフェリー)
ゴールやPKに直接繋がるプレーであり、主審の判断がつかない時や判断が怪しい時に、録画されたプレーを見直して最終的な判断を下すシステム。賛否あるものの、誤審は減る。

・シミュレーション
ファールを貰うために、わざと転んだりすること。

・遅延行為
主に勝っているチームが、時間稼ぎのために意図的にプレーを遅らせること。自陣でのパス回しやコーナーフラッグ付近でのキープは当てはまらない。

・アドバンテージ
一度プレーを止めてフリーキックを与えるよりもプレーを続行させた方が被ファール側のチームに有利になると主審が判断した時、敢えてプレーを止めずにそのまま続行すること。ながす、とも言う。

バイタルエリア
相手DFとMFの間のスペースを指すことがほとんど。そこにでボールを持てると得点チャンスになる。

他にも沢山あるとは思いますが思いが、浮かんだのがこれくらいだったのでご容赦を。


本当は戦術や対戦相手の話や他の国の話もしたかったのですが、このままだと試合開始までに上げられないのでここら辺にしておきます。

それではでは。