感想：からかい上手の高木さん

今期とりあえず全話視聴したアニメは5本あります。まず「からかい上手の高木さん」の感想。僕は一応原作を読んだことがあるので、どうしても相対評価になってしまうのは勘弁してください。

全体を通しての感想としては、可もなく不可もなくなアニメ化だったかなという感じです。

基本的には原作をそのまま映像化していて、ストーリーにも特に改変はありません。音響と絵に関しても特筆するような点は個人的にはありません。主人公2人の声は、初めは若干気になりましたが、後半は声優の慣れなのか視聴者の慣れなのか違和感を覚える程ではなかったです。

ただ一番気になる点としては、会話だったり場面の切り替えだったりの間が冗長に感じられたことでしょうか。

会話、雰囲気がメインの作品においての映像化の宿命と言えばそれまでですが、どうしても自分の中で想像していたテンポとの微妙な差に気持ち悪さを感じました。これに関しては個人差があるで明確な正解がある訳では無いのですが、各回にもう1話ずつ入れてもいいんじゃないかと思うくらいには間延びしていた気がします。

名作と呼ぶにはそういう時間の使い方という意味でもう1歩何かが足りなかったのかなと思いました。

最後に総括です。

ここ最近流行りの、重い過去や病気を背負った人たちの恋愛や異世界で何故か異性に囲まれてハーレムを過ごす話、理由もなくベタベタちゅっちゅしだす同性。そういう作品に辟易している人達が純粋にノスタルジックな気分に浸れる作品です。

二人のやり取りをもう少し見たい、少し冗長だった、そう思った人がもしいたのならぜひ原作を手に取っていただきたい。

あーあ、来世は西片みたいな中学生活送りてーなー。