立てば食欲座ればご飯

歩く姿は貴乃花

感想:りゅうおうのおしごと!

今日は「りゅうおうのおしごと!」の感想です。僕に将棋とロリの知識はないのでそこら辺は見逃してください。


ロリ×将棋という奇抜な組み合わせの作品です。主人公、九頭竜八一は弱冠16歳の竜王で、他の登場人物も認める才能の持ち主。そんな彼に小学3年生の女の子、雛鶴あいが弟子入りを志願するところから話は始まります。


まず結論として、詰め込みすぎだったと思います。出会いや恋愛、修行、内面の葛藤、熱い対局と見せ場は沢山あったのですが、それぞれの描写が足りず、結果として消化不良なまま終わってしまった気がします。そもそもの原因として絶対的に12話という長さでは厳しかったのでは…


あと最も気になった点は11話で姉弟子に謝り損ねていた件です。姉弟子の視点から見ると、存在を否定されるレベルの暴言を吐かれて、その謝罪もないまま結婚式まがいの余興を見せつけられているわけです。挙句の果てには「そういえばまだ姉弟子に謝っていなかった」と忘れている始末。それをコメディ調でやるものだから、違和感というか不快というか、正直わけが分かりませんでした。

 

絵は丁寧で演技や演出も素晴らしかったので、細かいことを気にせずに見ることが出来れば可愛さと感動と熱さを感じられる作品でした。将棋の知識があればまた違う楽しみ方もできたのかと思います。何より現実でも将棋がブームになっている今日、放送時期にも恵まれたのも大きかったですね。

 

ではではこのあたりで。